Rejyo’s blog

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台湾の最先端コロナ対策

 

こんにちは!リージョといいます。

ブログ開設初投稿です!!

 

ここでは、私の趣味や学んだことを紹介していきたいと思います。

 

 

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    台湾の最先端コロナ対策  

  

 

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・なぜ台湾はコロナ対策に成功したと言われているのか

 

 台湾は2021年3月現在、コロナの新規感染者数は平均で1日2人が報告されている。また、これまでのコロナ感染者数は1000人未満、死者も10人しか報告されていない。

 これは、世界の統計の中でも最も少ない人数である。なぜ、台湾はここまで感染拡大を封じ込めれたのか。

 

 台湾 衛生福利部

https://www.cdc.gov.tw/

 

 

 簡潔かつ徹底した感染対策

 

 台湾政府は新規感染者が出ると、感染者の行動履歴を徹底的に特定することに努めた。また、行動履歴を隠したり、隠そうとすると罰金が課せられる。そして、感染のリスクによる不安を払拭するため、毎日記者会見を行い、感染者のプライバシーを特定されない範囲で行動履歴を公表した。

 その後、自主健康管理該当者(濃厚接触者や接触した恐れのある人)の優先的な診察を行った。感染者や自主健康管理該当者でなければ台湾内の移動も制限されることはない。海外渡航者の場合、陰性証明書の義務があり、隔離者への衣食住を自治体が責任を持って支援される仕組みを早くから作っていた。

 他にも、未知のウイルスに対する不安を煽るような不確実な情報やデマに対しては法的追求をかけたことにより不安を和らげることが出来た。

 

 

SARS」流行の経験

 

 台湾では、2003年「SARS」の流行で347人が感染し、院内感染も発生。疑いを除いても73人が死亡した。

 その際、中国からの圧力でWHOなど世界の情報機関から情報提供されにくい状況となり、感染を抑えることが出来なかった苦い経験がある。国際社会から孤立する中でも、台湾政府は自力で衛生対策を行った。

 しかし、その経験が今回の新型コロナウイルスへの迅速かつ適切な対応に繋がった。また、台湾の人々の防疫意識も高くなった。台湾では2020年1月の段階で武漢からの渡航者を独自に検査を行っている。新型ウイルス感染症に対して、右往左往せず、効果的に感染拡大を抑えており、国際的に評価されている。

 

 

 デジタルとITの活用

 

 マスクなどの買い占めが起きないようにITを駆使してスマートフォンで購入できるシステムやマスクがどこにどれくらいの在庫があるかなどが分かるシステムなどが導入された。他にも、自宅隔離者を追跡できるシステムやフェイクニュースかどうかを判断できるようなシステムなど様々な感染症対応にITを活用している。

 高雄市は「MenーGo」というアプリを使い、市内の公共交通機関からフェリーやレンタルサイクルなどの交通手段を一つのICカードが使えるサービスを導入している。これにより排出ガスの削減だけでなく、履歴から感染者の経路を特定することにも繋がっている。

 

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※文章中に間違いや指摘があれば、コメントしていただけるとありがたいです。